丸洗い
着物は洗わない方が良い・・・と聞く時があります。
確かに、洗う必要が無ければ洗わない方が良いと思います。しかし、着用時の汗や皮脂汚れは放置したり、安易なメンテナンスで箪笥に仕舞って、時間と共にどうなるか・・・もう経験ありますか。
黄ばみ、カビ発生など、良い事ありません。
汚れたら、着用したら、「洗う」が一番です。
洗わない方が良いと判断しておられる方は、おそらく苦い経験があるからだと思います。
昔は、技術が伴わず、失敗もあったようです。縮んだり、変色したり、カサカサ仕上げで風合いを損ねたり・・・。
洗い張りの前に是非、丸洗いをお試しください。
作業工程
洗浄分別 |
①手洗いブラシ ②部分染み抜き 素材にあった洗い方を決め、洗浄作業開始 |
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干す・乾燥 |
干す 乾燥前に1点1点手でシワを伸ばします。 乾燥 ①低温立体乾燥 ②常温立体乾燥 ※ガラガラと回すタンブラー乾燥は行いません! 乾燥工程は生地に最もダメージを与えますので 素材にあった乾燥方法で生地に優しく乾かします。 |
整形(アイロン) | アイロンの技術は当たり前ですが、商品知識豊富な職人が原型をイメージしながら整形します。 生地の風合いや張りコシはメリハリが重要です。 洗い、染み抜き以上に最も重要な工程です。 |
検品 | ①シミ残りチェック~染み抜きリコール ②シワ残りチェック~整形リコール ③入荷時のカルテを基に最終の不具合をチェック ④不具合の検証と報告書を作成 |
出庫 | 出荷準備 全ての工程が完了したら出荷準備します。 パックの場合は、検品工程後パック工程へ移行します。 梱包・発送 全行程が完了し、一定観察スケジュールも終えたら梱包出荷されます。 |